考えすぎだよってあなたは笑った

ひどく幸福な、満たされた気分で朝を迎えた。ああ、失敗したなという気は少しした、けれど、それはさほど大きくはなかった。布団から脱け出して、ベーコンを三枚と卵を二つ、それからレインボーペッパーを挽いてベーコンエッグを作った。ご飯とスープと一緒にテレビをなんとなく眺めながらそれを食べた。あの人は「美味しい」と言ってくれた。私が洗い物をしている間、あの人はじっと私を見ていた。

洗い物を終えた私がソファに戻ると、あの人は私の左腕の袖をめくってしばらく眺めた。それから、何も言わずに袖を戻した。沈黙の後、私は「醜いでしょう」と言った。「別に、そんなことないよ」と、あの人は言った。何を思ったのかは全然わからなくて、ただそれはなんとなく心地よくて、「そう」とだけ私は言った。大好きな歌のフレーズが頭に浮かんだ。

シャワーを浴びている間、あの人は眠っていた。私はそっと髪を撫でた。その後、私の化粧水の使い方がなっていなくて、あの人は笑った。正しい使い方を教わって、だから今夜からはそうしようと思う。足の爪のエナメルがとても好きな色合いをしていた。

穏やかな午前だった。横浜で別れて、その日は電車に乗って神田に行った。頭を使う午後だった。夜は楽しいお酒を飲んだ。酔いが回った帰り道は厭な感情がたくさん生まれた。寒さと酔いでまともに文字が打てなかった。そのまま、シャワーも浴びずに眠ってしまった。

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