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なぜ男性はかけたがるのか論考

※タイトルこそちょっと伏せましたが要するに顔射の話です。18歳未満の方、性的な話題が苦手な方はそっとブラウザを閉じてください。

■はじめに
男性が射精する際、その精液を相手(男性・女性は問わない)の顔にかける行為を一般に"顔射"と言い、この行為を好む男性や、してみたいと感じている男性は多数存在しているものと見られる。
さて、この顔射には、精液が目に入った際に結膜炎や視力の低下、悪くすると失明する恐れがあるといったリスクが伴う。そこまで大袈裟なものでなくとも、ベッドで顔射に及べば飛び散った精液で寝具が汚れる可能性があり、風呂場等すぐに流せる場所であったとしてもお湯がかかった精液は非常に落ちにくいため、処理が面倒である。さらには達した直後に接吻も出来ない。一貫してかけられる側にメリットがないのだ。女性やネコの中には、顔射を嫌がる者も少なくない(中には喜んで受ける人間もいる。それはマゾヒズムであったり、自傷に近い心情であったり、相手を受け入れたいという欲求であったりと様々だが、今回の論考とは関係がないのでまたの機会があれば)。
にもかかわらず、なぜ男性はかけたがるのか。今回はその心理について考察したいと思う。

■アダルトビデオの影響
この手の話題に於いて第一に挙げられ、それなりの説得力を持つものが矢張りアダルトビデオ(以下AV)による影響である。そもそもAV産業における顔射のおこりが何かというと、ネット上のフリー百科事典Wikipediaには以下のように書いてある。

"(前略)性器部分がモザイク等による修正のため「性行為を行なっていないのでは?演技なのでは?」と言う批判や疑念を払拭するために、かつてはAV男優がAV女優の体に向けて射精し射精の様子と精液を撮影することで性行為を証明していた。更に、視聴者を興奮させるために、AV男優がAV女優の顔に射精する演出により人気を博した。(以下略)"(Wikipedia-顔射https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A1%94%E5%B0%84)

元々は「性行為をしていますよ」という証明として膣外射精を行っており、その派生としての顔射があった訳である。「安心してください、出してますよ」という訳だ。さらにその発展形として人気のあるジャンルに『ぶっかけ(英:Bukkake)』があるが、これは本旨と少し外れるのでここでの考察は控えるものとする。
男性の中にはAV中でのセックスを手本や模範のように捉え、それを実践することで全ての女性が悦ぶとして疑わない者も一定数いるという面からも、AVによる影響という側面は捨てきることは出来ないが、それが全てとは考えづらい。
引用部分の最後の行に着目すると、"視聴者を興奮させるために、AV男優がAV女優の顔に射精する演出により人気を博した"とあり、『顔にかける=興奮する』の図式はこれ以前にも成り立っていたことになる。よって以降は『なぜ興奮するか』という部分について言及したい。

■性的征服欲とは
人間に限らず、生き物の雄には多くの場合、根本的な欲求として他より優位に立とうとする『支配欲』またそれを満たすための『征服欲』が働くとされている。性交における、いわゆる『性的征服欲』の発現の形としては、「あたしエッチしててイったことないのよね」と言う相手を痙攣するほどイかせてやろうだとか、あまり乗り気でない相手が次第に積極的になり自分から腰を振るところが見たい、といったものが挙げられる。余談だが、性的征服欲や支配欲が肥大し過ぎると、恋人や夫がいる相手でしか興奮できなくなったり、レイピストになったりする。犯罪なのでやめましょう。AVやポルノ媒体でのファンタジーなら可。
ここではなぜ男性はかけたがるのかの一つの答えとして、この性的征服欲の発露を軸に展開したいと思う。

■なぜ男性はかけたがるのか
顔射を行うに際し、精液を顔にかけるには男性器を相手の顔の前に差し出さなければならない。この時、男性の目線は相手よりも高い場所に位置し、見下ろす格好になる。性的支配欲・征服欲を満たすポイントとして、この見下ろすという状態は極めて重要な意味を持つ。
また、人間は男女の如何を問わず美しいものを破壊したいという欲求も併せ持っている。美に対し、『破壊』や『汚す』という行為で以て支配してやろうという考えが働くのである。顔射をすることにより、自分の精液で自分の愛する相手の顔を汚すことで、視覚的にも精神的にもその欲求を満たすことが出来るのだ。これは、自分の中の劣等感を軽減・払拭することにも繋がる。また、美を傷つけることは往々にしてうしろめたさを伴う。この背徳感が性的興奮と結びつくということは想像に難くない。
さらには、自分の体液を相手にかけることで『マーキング』的な意味合いもあるのではないだろうかと考えられる。精液の匂いや色、跡を相手につけることで、支配的な欲求を満たし、「この女(あるいは男)は自分のモノだ」というアピールとそれによる安心感からなる精神的な充足を得るのではないかということが推察される。

■まとめ
以上より、『男性は支配・征服欲求を満たすためにかけたがる』という結論を以て、本論考を終了したいと思う。ただし、中にはAVを手本とし、それが正しいと信じて中身のない顔射に及ぼうという男性もいるので注意したい。
最後に、冒頭でも書いたが、顔射にはリスクも伴う。相手の同意を得ないまま自分の欲望のままにぶっかけると思わぬトラブルに発展する可能性があるため、男性諸兄には十分に注意していただきたい。
読者諸兄には相手との気持ちを合わせた上で、楽しい顔射ライフを送って頂きたい。