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哀しき狩人たち~女好き男の行動原理~

///CAUTION!///当記事は18歳未満の青少年にとって不適切な内容が含まれている可能性があります。///CAUTION!///

世に女好きの男はかくいれど、彼らがどんな心理のもとで女性たちをとっかえひっかえしているのかまで踏み込まれることは少ない。何せ、彼ら自身もよくわかっていないのだから仕様がない。ヤりたいからヤる、ただそれだけだと思い込んでいても、その実深層では別の行動原理によって一連の行動が導かれている場合も少なくないのだ。
そこで今回は、彼らをいくつかの系統に分けてその行動原理を探ってみようと思う。
「あー、こういうヤツいる!」ぐらいの心持ちで読んでいただければ幸いである。


◆根はまじめ!?ハンタータイプ
セックスをすることそのものより、そこに至るまでの過程を重視するハンタータイプ。彼らは狩りを楽しんでおり、しばしば狩りそのものが目的となっている場合もある。相手が難攻不落な美女であるほど燃え上がり、わりと面食い。彼らにとって食べることはあくまで終着点でしかない。言わば狩りが成功したことを示す儀式とも言える。
彼らは狩りの最中は基本的にノリが軽いが、自分の持つ力を惜しまず、総じて恋愛スキルが高い。デートのプランを綿密に練り、気に入りそうなアイテムをリサーチしてプレゼントし、不快にならない声のかけ方を熟知し、ワンナイトに持ち込むためにおごる酒を惜しまない。これらは女性を喜ばせるために身に付けたスキルと言うより、そうしている自分が好きで、かつ狩りの成功率をより高めるための技に他ならないのだが、この点において彼らは非常に紳士的かつ恐れ知らずであり、評価すべき点であることは間違いないだろう。もっとも一度セックスすると興味をなくし、途端に面倒な女扱いになるが。彼らのセックスは独りよがりになりがちなので、女性としてもその方がいいのかもしれない。
ハンタータイプとうまく付き合うには、つかず離れずの関係を保って、上手に転がしてやるのが望ましい。そうすれば、彼らは自分が彼らにとって魅力的でいる限り追いかけ続けてくれる。
基本的に彼らはちゃんとした交際関係を結ぼうとはしない。しかし一方で前述のようにうまく転がし続けてやっていると、ある時コロっと落ちることがある。狩るべき獲物から、守るべき存在に変わるのだ。こうなった場合、彼らは滅多に浮気もしないし、努めて紳士的であろうとする。これが世にいうライオンハートというやつだろうか。ある意味悪女にハマりやすい悲しい習性と言えなくもない。
なお、このタイプのもう一つの特徴として、唐突に結婚報告をする、というものがある。しかもこれと言って特徴のない地味めな女性を連れてくる。結婚式で「あんなにやんちゃだったのに、あんなおとなしそうな子と結婚するなんて、わからないものだね」とかこっそり言われちゃうのである。


◆欲望に忠実!グルメタイプ
自身の欲望にもっとも忠実なグルメタイプ。とにかく雑食で、自分の興味や欲望のままに突っ走る。首から上にはあまり興味がなく、体型もそこまで選ばず、"落としやすい女を落とし、ヤれそうな奴とヤる"という、良く言えば博愛精神の持ち主である。彼らもまた、滅多にキープをしない。しかし美味しい料理がそうであるように、自分好みの相手に出会うと躊躇なく囲いにかかり、場合によっては恋人同士の関係も望む。かと言ってそれで落ち着くかというとそうでもなく、他に魅力的な女性がいればコロっと浮気をしてしまう。もちろん、飽きたらそれまでである。
このタイプが行き過ぎると、性嗜好障害、俗にいうセックス依存症に陥る可能性がある。性行による快楽から抜け出せなくなり、不眠症を始めとした日常生活に支障をきたす精神疾患を併発してしまうので、身近にこのタイプがいていよいよ行動が怪しく思えてきたら、早めに病院へ連れて行くことを推奨する。
さて。彼らはセックスそのものを目的として行動しているため、あっちをつまみ、こっちを囲いとやっている内に自然と技術が身に着いていることが大半である。彼らのセックスは濃厚で情熱的だ。突出した性癖がある場合も多く見受けられる。基本的に食べたらごちそう様をちゃんと言うものの、翌日からぱったりと連絡が来なくなる場合も多い。
そんなグルメタイプと異性としてうまく付き合っていくのは難しい。でも万が一、どうしてもこのタイプの男性を好きになってしまったらどうしたら良いだろう。答えは簡単で(何においても言えることではあるが)常に魅力的で在ることだ。では、彼らにとって魅力的とはどういうことであるか。欲を満たしてくれる存在、それこそが彼らにとって魅力的な存在であると言える。相手の好みを探り、セックスの技術を研究し、なんなら料理スキルも身に着ければ相手がハマり込むのも時間の問題だろう。


◆ボクだけの王国を作ろう!独裁者タイプ
常に数人の女性を囲い、一種のハーレムを形成する独裁者タイプ。彼らは女性を思い通りに侍らすことに重きを置き、常に2~3人の女性をキープして囲い込む。そうすることで、彼らは自分のプライドを保つのである。一種の自己愛だ。彼らは根本的に自分が人類の上位種であるという考えで行動するため、他人が自分に従わないことをひどく嫌う傾向にある。そのため、自分に従わない者は容赦なく関係を断つ場合が多い。また、自分以外の人間を信頼することが極端に少ないのも特徴で、簡単に関係を断つことのもう一つの所以でもある。また、若いころは(少なくとも女遊びに関して)落ち着いていたにも関わらず、35歳頃を境に突然独裁者タイプとして覚醒する者も中にはいる。
彼らの武器はそのカリスマ性だ。自分は正しいという自信に満ち、いかなる恩恵を受けようとそれが当然だと信じ、大抵何某かの確固たる信念を持っている。それは時折強烈な光を放ち、自分に自信のない人間やマゾヒストにとって崇敬の念を起こさせる。そして、一種のマインドコントロール状態に陥る。「この人に奉仕することが自分の喜びである」という考えに、自然に持っていかせるのだ。彼らが使うこの人心掌握術の恐ろしいところは、囲った女性に他にも囲っている女性がいると平気で言ってしまえるところであり、それが許される心理を相手に植え付けてしまうところである。当然行きつく先はドツボと言うより他ない。
彼らとうまく付き合っていく方法は三つある。まず、甲斐甲斐しく寄り添い続ける方法。これはあまりおすすめしない。「この女には何をしても大丈夫」という考えに至る可能性があるからだ。しかし一方で、彼らの唯一の心のよりどころに落ち着く場合もある。ただしどう頑張っても浮気はするので、諦めた方がいい。二つ目は彼らが落ち込んでいる時にその隙間に入り込む方法。オーソドックスだが、最も効率がいい。尚、元気になったら普通に浮気はする。最後の方法は、「この女には敵わない」と思い知らせる方法。彼らは自分のプライドを傷つけられることを嫌い、従わないものを切り捨てるが、嫌だとか腹が立つとかそういった次元でないレベルでボッコボコにすれば話は別だ。常に一歩先を歩き、優位なポジションをキープし、間違っている部分を冷静かつ皮肉交じりに否定してやるのだ。鼻っ柱をへし折ってやれ!メンタルをバッキバキにしろ!こうすることで、結婚しても妻に頭の上がらないカリスマ営業マンみたいな絵に描いたような優秀な夫が完成する。浮気の可能性は捨てきれないが、その時は慰謝料を相場の三倍ふっかけてあげよう。


◆愛情に飢えた獣!?メンヘラタイプ
ある意味一番厄介なメンヘラタイプ。大きく括ったが、自傷型と依存型の二種類が存在する。
自傷型メンヘラタイプは多数の人間と性行を重ねることで自分の体を汚し心を傷つけることで自分の存在を確認する。回避依存気味のきらいがあり、相手が本気になればなるほどその状況、関係性から逃げようとする心の動きが生まれてしまう。いずれにしても持っていた孤独や虚しさよりさらに大きな虚無感を抱え込むことになり、それを埋めるためにまた一時の情事を繰り返す。なんとも虚しい悪循環。
一方の依存型は自分を受け入れてくれる相手を常に求めている。そして、その最上級の形がセックスであると信じている。見た目にもわかりやすいし。恋人であろうとセフレであろうとその関係性の如何に関わらず、相手が離れていくのを異常に恐れる傾向があり、別れ話が出ると逆上したり腕を切ったり目が死んだりする。意外と死なないし、他にも何人かいるかすぐ次を見つけるので面倒になったらバッサリ切り捨てることをお勧めする。むしろそうしないと、よほど健全な魂の持ち主であろうと共依存ルートにまっしぐらである。
メンヘラタイプに共通しているのは、愛情に飢えているという部分である。彼らの精神の成長の過程で親からの愛を受けられなかった経験や、歪んだ恋に振り回された経験というバックボーンが存在し、これらが女性の同情を誘って母性を刺激する。「この人は私がいないと死んじゃうんだ」という心理を起こさせる。彼らの行動の根源は何らかの精神疾患PTSDによるものなので、うまく付き合っていくならとっとと病院に連れて行くことが望ましい。そうでなければお互い疲弊し、傷つけ合っても別れられない泥沼にハマり込んでしまうからだ。メンヘラタイプを好きになって、支える生き方を選ぶなら相応の覚悟が必要となる。
ちなみに、メンヘラタイプ自体は一種のステータス異常なので、快復すると普通の優しい恋人になる……かもしれない。


意外と長くなってしまったが、いかがだったろうか。
実はこの記事、書くと言って延々半年以上ブッ飛ばしていた記事である。言い訳はしません。すみませんでした。
これを読んだ女好き男がちょっと自分の行動を顧みたり、そんな男にハマった女性が何かを得るきっかけになれば幸いである。そこまでいかなくても何某か楽しんでもらえたなら冥利に尽きるというものだ。

それでは。